「正中山法華経寺」日蓮宗の荒行の修業場

「正中山法華経寺」に行ってまいりました。
法華経寺は、日蓮宗の荒行の修業場であり、日本三大荒行の一つと言われています。
この厳しい修行を積んだ「大黒相承」の方による加持祈祷を受けました。
お経の声が心の奥深くまで響く中、不思議と特別な感情が込み上げてきました。

その後、日蓮大聖人を祀る「祖師堂」を見学させていただきました。
堂内には、静かにたたずむ日蓮聖人の仏像が安置されており、
その表情には何とも言えぬ慈愛が感じられました。
案内してくださった方から、綿帽子にまつわるお話や、金丸を上手に鳴らす方法などを教えていただきました。
実際に金丸を鳴らしてみましたが、思った以上に重かったです
「祖師堂」は、屋根を二つ並べたような比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)で、
国の重要文化財に指定されています。

帰り際に聖教殿に立ち寄り、瑞門も拝見しました。
ここから先が修行の場、まさに結界です。隣からは荒行(水行)の声が響いていました。
冷たい水を浴びながら厳しい修行に耐えている僧侶の方々の姿が目に浮かび、
自然と敬意の念が込み上げてきます。
「信念」とは、これほどまでに強靭なものなのだと!
心の中で、手を合わせました。

今日は寒くなる予報でしたが、思ったほど寒さを感じることはなく、
むしろ心が清々しく満たされていました。

いつか皆様とご一緒に訪れることができたら嬉しいと思いながら。。
帰路につきました。