2025年1月

暦のお話/鑑定会のお知らせ

寒の入りとともに寒さが厳しくなってきましたね。
1月7日は七草粥の日です。七草の若芽をいただき、その植物が持つエネルギーを体に取り入れながら無病息災を祈ります。
秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」にも芹を使いますが、
芹が鍋の味を引き立ててくれます。芹の根も美味しいです!!

また、1月7日は「爪切りの日」。新年を迎えて初めて爪を切る日を「七草爪」といい、七草を浸した水やゆで汁に爪をつけて柔らかくしてから切ると、
1年間病気にかからないと言われています。

さて、本日は「暦」についてお話しします。
占いと暦は非常に深い関係性を持っています。
星を、神の意志を知るためのオーメン(兆し)と見なす ごく初歩的な形の占いが、
起源とも言われています。

暦の基盤となっているのは天文学です。
日本では月の満ち欠けに基づいた太陰太陽暦が使用されてきました。
暦が正式に採用されたのは692年、中国から伝来したものです。
その後、何度か改暦が行われ、明治時代に太陽暦、いわゆるグレゴリオ暦へと改暦されました。

【五大惑星と五行】
太陽  水星  金星  地球  火星  木星  土星

太陽系では、太陽と地球を除く5つの惑星――水星、金星、火星、木星、土星――が「五大惑星」と呼ばれます。この五大惑星は、五行思想(木、火、土、金、水)と結びつき、物を成り立たせる基本要素とされます。
五大惑星は約60年ごとにほぼ一直線に並ぶと言われています。

【干支(十干と地支)と暦】
暦には、
天の気(無形)を表す【十干】(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)と、
地の気(有形)を表す【地支】(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)
の組み合わせが使われています。
例えば、甲子、乙丑、丙寅、丁卯……癸亥というように、
60通りの組み合わせが存在します。
そして、60年を経ると天干と地支の組み合わせは元に戻ります。
このため、60歳を迎える年を「還暦」と呼びます。

【干支九星と暦】
天干と地支の中間に生じたのが、「九星」で人・動植物の生き物です。
動くことで様々な事象が出てきます。
九星は、【一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星】の9つの星を指し、
さらに、天王星、海王星、冥王星(準惑星)の概念も取り入れ、干支・九星を合わせた組合せは180年周期で循環します。

今年は「二黒土星 乙巳」の年です。
180年に一度しか巡ってこないこの瞬間を、大切に過ごしていきたいと思います。
開運を目指しましょう!!

【鑑定会のお知らせ】
テーマ:「2025年の運気は?」2025年の運気を詳しく解説し、開運メソッドをお伝えします。
お問い合わせも受け付けております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

新年明けましておめでとうございます


新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。

本年は『乙巳』の年です。

「乙」は自然界では草花を表し、
その象形は草木が曲がりくねって芽生えるさまを示しています。

草花は薬草にも毒にもなり、
柔軟でしなやかである一方、しぶとさも兼ね備えています。

今年は物事を多角的に捉え、考える力を育み、常識や固定観念にとらわれることなく、
複眼的な視点を持ちながら成長できる一年となるでしょう。

「巳」は「蛇が春になって再び活動を始める」という意味を持ち、
脱皮を繰り返しながら大きくなることから、
成長・変化・再生の象徴とされています。

また、「火」の性質に分類され、季節では初夏を指します。

さらに、七福神の弁財天の使いとも言われており、経済の発展や盛り上がりが期待されます。

株式市場には十二支と結びついた興味深い格言があります。
「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まり、
子は繁盛、丑つまづき、寅千里を走り、卯跳ねる」
まさに十二支にまつわる市場の動向を端的に表した言葉で、興味深いですね。

草花が咲き誇る夏の庭園のように、美しく華やかな一年となりますよう、お祈り申し上げます。